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2016年9月21日水曜日

『週刊新潮』で、いしいしんじ『海と山のピアノ』について書きました

『週刊新潮』2016年9月22日号で、いしいしんじ『海と山のピアノ』(新潮社)について書きました。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
先日、三島由紀夫賞の受賞会見で蓮實重彦先生が、賞はいしいしんじさんに渡すべきである、とおっしゃっていましたが、この作品を読むとその言葉の意味がわかります。
児童文学とも大人の文学ともつかない設定、密度の高い文章、極端にレベルの高い作品を書くいしいしんじさんは、現代日本における最高峰の書き手と言っていいでしょう。
ラカグで行われた本書出版記念の人形劇も楽しかったです。いしいさん自身が一人で何役もこなしたりして。蓄音機の音楽も良くあっていたな。