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2015年11月21日土曜日

Figaro Japonで『大人のための青春小説』10冊選びました

Figaro Japon2016年1月号で『大人のための青春小説』10冊選びました。
http://madamefigaro.jp/magazine/
取り上げた作品は以下の通りです。

J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』村上春樹訳、白水社、2006年。
チャールズ・ブコウスキー『勝手に生きろ!』都甲幸治訳、河出文庫、2007年。
チョン・セラン『アンダー・サンダー・テンダー』吉原育子訳、クオン、2015年。
アレハンドロ・サンブラ『盆栽/木々の私生活』松本健二訳、白水社、2013年。
パク・ミンギュ『亡き王女のためのパヴァーヌ』吉原育子訳、クオン、2015年。
チャック・パラニューク『ファイト・クラブ』池田真紀子訳、ハヤカワ文庫、2015年。
アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング』 池田真紀子訳、ハヤカワ文庫、2015年。
デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』柴田元幸訳、白水社、2009年。
イーユン・リー『独りでいるより優しくて』 篠森ゆりこ訳、河出書房新社、2015年。
ジェイ・ルービン『日々の光』柴田元幸・平塚隼介訳、新潮社、2015年。

どれも若さの輝きと悲しみが存分に味わえる作品になっていると思います。御興味があれば。

2015年11月18日水曜日

12月9日にHMVBooksで堀江敏幸さんとイベントをします

12月9日の夜7時から、渋谷のHMVBooksで堀江敏幸さんとイベントをします。
http://www.hmv.co.jp/st/event/22488/
http://www.hmv.co.jp/select/hmvbooks
HMVBooksって何だ?とお思いの方も多いでしょうが、これは明日19日の開店する、音楽と本を売る新業態のお店のようです。店内にはイベントスペースも多く設置され、たくさん楽しいイベントが開催される予定です。
イベント一覧はこちら。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1511060066/
僕もその一環としてお話させていただけることになりました。
僕の新刊『読んで、訳して、語り合う。』についてのトークがメインですが、もちろん堀江さんの小説や訳本など、いろんな話題にも広げていきたいです。今から楽しみです。

星野智幸さんとのイベントは明日19日です

明日11月19日に下北沢のB&Bで作家の星野智幸さんとイベントをします。
http://bookandbeer.com/event/20151119_toko_conversation/
対談集『読んで、訳して、語り合う。』や星野さんの名著『呪文』の話をします。ふるってご参加ください。

『ハックルベリー・フィンの冒険』についてインタビューを受けました

『フィナム・アンプラグド』2015年秋冬号で、『ハックルベリー・フィンの冒険』についてインタビューを受けました。
これを機会に『ハックルベリー・フィンの冒険』を光文社古典新訳文庫で読み直したのですが、凄まじくいい訳になっていますね。読みやすくて楽しくて、上下巻の長さを全然感じさせません。翻訳を担当した土屋京子さんって本当にすごいです。
それにしてもやっぱりトウェインっていいですね。古典らしくない古典って、究極の存在ではないですか。

2015年11月15日日曜日

墨田区立図書館のサイトに講演会の様子がアップされました

墨田区立図書館のサイトに、こないだの講演会の様子がアップされました。
https://www.library.sumida.tokyo.jp/infoevent?2&pid=600
本当にいろいろと良くしてくださり、図書館のスタッフの方には感謝の言葉もありません。もちろん知らしてくださった利用者の皆様、どうもありがとうございました。

2015年11月9日月曜日

朝日新聞に対談集『読んで、訳して、語り合う。』の紹介文でました

11月8日の朝日新聞に対談集『読んで、訳して、語り合う。』の紹介文がでました。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12057148.html
内容を的確につかんだ、素晴らしい文章だとおもいます。
本当にありがとうございます。

2015年11月8日日曜日

『本の雑誌』11月号新刊めったくたガイド書きました

『本の雑誌』11月号新刊めったくたガイド書きました。
http://www.webdoku.jp/
取り上げた本は以下の通りです。

ミランダ・ジュライ『あなたを選んでくれるもの』岸本佐知子訳、新潮社。
アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング』池田真紀子訳、ハヤカワ文庫。
クヌート・ハムスン『ヴィクトリア』冨原眞弓訳、岩波文庫。

ミランダ・ジュライは前作『いちばんここに似合う人』も素晴らしかったですが、今回のも期待を裏切りません。『ペニーセイバー』という中古品を売り買いするミニコミ紙に載っていた人をひたすらジュライが訪ねていくという話なのですが、意外な出会いに満ちています。
ウェルシュの『トレインスポッティング』、映画は見たのですが、原作を読むのは初めてでした。あまりにもいい作品でびっくりしました。それにしてもトレインスポッティングって、駅で電車を見てはひたすらデータをノートに書き写す、という「電車見物」って意味だと知ってました?
ノーベル賞作家のハムスン作品が文庫で買えるというのも嬉しいですよね。チャールズ・ブコウスキーやジョン・ファンテも尊敬したハムスンですが、確かにかなり感情が剥き出しです。この調子で代表作『飢え』も文庫で出ないかな。

2015年11月7日土曜日

星野智幸『呪文』書評しました

星野智幸さんの『呪文』について、『すばる』2015年12月号で書評しました。
http://subaru.shueisha.co.jp/
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309023977/
『俺俺』や『夜は眠らない』に続いて、またもや力作の登場です。最近の星野さんの作品はどれも本当に素晴らしいですよね。今回も、現代日本に渦巻く絶望や無力感、暴力をリアルに捉えた作品になっています。根源的に考えることをこれほど実践している作家は珍しいのではないでしょうか。強くお奨めしたいです。

2015年11月6日金曜日

マイケル・エメリックさんとの対談が『早稲田文学』に載りました

マイケル・エメリックさんとの対談が『早稲田文学』2015年冬号に載りました。
http://www.bungaku.net/wasebun/magazine/index.html
タイトルは「幽霊としての翻訳家」です。楽しい対談になっていると思います。御興味があれば。

2015年11月5日木曜日

『反知性主義に陥らないための必読書70冊』に寄稿しました

 『反知性主義に陥らないための必読書70冊』(文藝春秋)に寄稿しました。
僕はジョン・ロック『知性の正しい導き方』(ちくま学芸文庫)について書いています。
ジョン・ロックって敷居が高い感じがしますけど、読んでみると本当に面白いですよね。
スピノザ『知性改善論』やデカルト『方法序説』などと並んでお奨めの一冊です。


2015年11月4日水曜日

ひきふね図書館で講演しました

2015年10月31日に墨田区立ひきふね図書館で講演しました。
講演タイトルは「本を読む、心を耕す」です。
http://www.library.sumida.tokyo.jp/infoevent?1&pid=577
主にフィッツジェラルドやジュノ・ディアスについてお話しました。きてくださった方々はほとんど近所の方ばかりだったのですが、とても好意的に聞いていただきました。終演後のコメントも温かく、墨田区ってとってもいいところだなあ、と思いました。
僕の拙い話を聞きにきてくださり、どうもありがとうございました。
図書館でお話しさせていただくのは今回が初めてだったのですが、新しい刺激を受けることができました。とても楽しかったです。