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2015年6月26日金曜日

7月3日にマイケル・エメリックさんと対談をします

7月3日金曜日の15時30分から、東京国際ブックフェアで翻訳家・日本文学研究者のマイケル・エメリックさん(カリフォルニア大学ロサンゼルス校准教授)と対談をします。タイトルは「世界文学と日本文学」です。場所は出版梓会ブース脇イベントスペースです。詳細はここ。

会場となる東京国際ブックフェアですが、無料の入場券が必要です。詳しくはサイトを見てみてください。http://www.bookfair.jp/
マイケルさんはよしもとばなな、高橋源一郎、川端康成などの翻訳で知られています。源氏物語の研究者でもあり、分厚い著書もあります。 若いのに本当にすごい人ですね。
The Tale of Genji: Translation, Canonization, and World Literature (Columbia University Press, 2013) 
詳細はここでわかります。
http://www.alc.ucla.edu/person/michael-emmerich/

2015年6月15日月曜日

『新潮』2015年7月号に筒井康隆について書きました

『新潮』2015年7月号に筒井康隆の『世界はゴ冗談』について書きました。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/index.html
筒井康隆の作品には、フェミニズムだったりポストコロニアリズムだったりの立場を取っているとしか思えない作品がたくさんあります。彼のこうした活動は、世界を外側から見る眼から来ているのではないか、ということについて書きました。

『文學界』2015年7月号にジョン・ロックについて書きました

『文學界』2015年7月号にジョン・ロックの『知性の正しい使い方『について書きました。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/
「「反知性主義」に陥らないための必読書50冊」という企画で、僕も一節セレクトしました。
ジョン・ロックと言われるとちょっとハードルが高い感じがするかもしれませんが、読んでみれば気さくで、鋭くて、最高の書き手だとわかります。何百年も前に書かれたものなのに新しい、というのが凄いです。

2015年6月2日火曜日

la kaguのために10冊セレクトしました

神楽坂にある新潮社の元倉庫、現おしゃれ雑貨、イベントスペースであるla kaguのために10冊セレクトしました。
http://www.lakagu.com/
選書のタイトルは「多言語の鳴り響く日本文学」です。
日本文学をこんなふうに拡張してみたらどうだろう、ということで選びました。
具体的な10冊は以下の通りです。

- 金城一紀『GO』(角川文庫)
- 伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(講談社文庫)
- 星野智幸『夜は終らない』(講談社)
- 田原『田原詩集』(思潮社現代詩文庫)
- 知里幸恵『アイヌ神謡集』(岩波文庫)
- 多和田葉子『雲をつかむ話』(講談社)
- カズオ・イシグロ『充たされざる者』(ハヤカワepi文庫)
- カレン・テイ・ヤマシタ『熱帯雨林の彼方』(新潮社)
- 吉田知子『脳天壊了』(景文館書店)
- 西成彦『バイリンガルな夢と憂鬱』(人文書院)

あとは
- リービ英雄『千々にくだけて』 (講談社文庫)
- 温又柔『来福の家』(集英社)
も入れたかったんですけど、残念。規定数を越えてしまいました。

『本の雑誌』2015年6月号で、翻訳文学40冊セレクトしました

『本の雑誌』2015年6月号で、この40年に出た翻訳文学40冊セレクトしました。
http://www.webdoku.jp/
創刊40周年ありがとう特大号ということで、この40年間に出た、僕が本当に好きな翻訳本ばかりを選んでみました。エッセイは翻訳家を中心としてまとめたのですが、あらためてどういう方にお世話になってきたかを確認するいい機会になったと思います。本当にどうもありがとうございます。