ページ

2015年4月22日水曜日

ケレット『突然ノックの音が』書評書きました

こないだ来日したエトガル・ケレット『突然ノックの音が』の書評をFigaro Japon 6月号に書きました。
http://madamefigaro.jp/magazine/
本人の話もとても面白かったですが、本もなかなかの素晴らしさです。星新一みたいなショートショートと思いきや、イスラエルの現実も入ってきて考えさせられます。読んで損はない一冊です。

2015年4月18日土曜日

東直子さん『晴れ女の耳』帯文を書きました

東直子さんの新刊『晴れ女の耳』(KADOKAWA)の帯文を書かせていただきました。http://www.kadokawa.co.jp/product/321412000167/
読んでいると物語の世界にどんどん引き込まれます。御興味があれば、ぜひ!
それから、これに関連したイベントがB&Bで5月10日にあるようです。
http://bookandbeer.com/blog/event/20150510_ficciones/
東直子さんと、藤谷治さんの対談ですね。
藤谷さんは2014年の織田作之助賞もとっておられますよね。おめでとうございます。

2015年4月16日木曜日

星野智幸さんと『三田文学』で対談しました

星野智幸さんと『三田文学』2015年春号で対談しました。タイトルは「世界とマイノリティ」です。
http://www.mitabungaku.jp/
星野さんとじっくり話したのは今回が初めてです。それなのに話があふれ出て止まりません。まるでずっと前から親しい友人だったみたいです。これも星野さんの優しくて強い人格と深い思索ゆえのことでしょう。こんなことってあるんですね。
主に星野さんの読売文学賞受賞作『夜は終わらない』(講談社)について語っていますが、話題はどんどん拡がっていくばかりです。
星野さんの新作「呪文」(『文藝』2015年夏号掲載)も傑作ですよ。『俺俺』(新潮文庫)がツボだった方には特におすすめです。

2015年4月7日火曜日

『THE BOOKS green』 に『狂喜の読み屋』が取り上げられました

書店員さんがお勧めの本を紹介する書籍『THE BOOKS green』 (ミシマ社)に、拙著『狂喜の読み屋』が紹介されました。
書いてくださったのは下北沢で話題の書店、B&Bの寺島さやかさんです。素敵な書店だとは思ってましたが、こんなふうに力がある方がいらしたのですね。やっぱり。
ちなみに、見開きで隣は朝吹真理子さんの『きことわ』(新潮文庫)です。僕はこの本が大好きなので、なんだか嬉しいです。

2015年4月5日日曜日

伊坂幸太郎『あるキング 完全版』文庫解説書きました

伊坂幸太郎さんの小説『あるキング 完全版』の文庫版の解説を書きました。
http://www.shinchosha.co.jp/book/125028/
仙台(に限りなく近い都市)の弱小球団にある天才選手が入ってきます。全ての記録を塗り替える大ヒーローの素質を持ちながら、なぜか世間は彼に味方をしません。むしろ、才能を潰そうとあの手この手でせまってきます。正義の名において嫉妬による暴力がまかり通る世界で、彼はどう花開いていくのでしょうか。
この新潮文庫版『あるキング』には、雑誌連載版、単行本版、徳間文庫版と、三つのバージョンが収録され、さらに柴田元幸さんによる解説と伊坂幸太郎さん本人のインタビュー、そして不肖私の書いた解説と、すごく複雑な構成になっています。微妙に、けれども確実に違う三つの『あるキング』を読み比べることで、伊坂光太郎という作家がどんなふうに創作しているのか、という舞台裏までを読者は楽しむことができるでしょう。
僕としては、締め切りぎりぎりになってもまだ細かく文章を直し続ける伊坂さんの気迫に圧倒されました。この人から学ぶべきことは多いです。

2015年4月3日金曜日

パラニューク『ファイト・クラブ』文庫版解説書きました

チャック・パラニュークの『ファイト・クラブ』文庫改訳新版の解説を書きました。
http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000012664/
ブラッド・ピットとエドワード・ノートン主演の映画版で有名な本作ですが、たんなる原作とは全く違います。息をつかせぬほど面白い展開と深い思想的な内容は、現代アメリカ文学の古典と言ってもいいのではないでしょうか。つくづくパラニュークはすごい作家です。
今回、非常に素晴らしい翻訳に恵まれて、ますます読者が増えるのではないかと期待しています。

2015年4月1日水曜日

『生き延びるための』『21世紀の世界文学』2冊が電子書籍になります

新潮社から発売されている『生き延びるための世界文学』『21世紀の世界文学30冊を読む』の2冊が電子書籍になります。
http://www.shinchosha.co.jp/book/332321/
http://www.shinchosha.co.jp/book/332322/
両方とも、kindle版として4月10日から買えるようです。
ご興味があれば。

(4月3日付記)
同じく4月10日から、iBookstoreでも買えるようです。
http://www.apple.com/jp/ibooks/

(4月9日付記)
明日10日から、紀伊国屋でも買えます。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0243129

(4月10日付記)
けっこういろんなところで買えるみたいですね。
http://www.shincho-live.jp/ebook/result_detail.php?code=E020921
http://www.shincho-live.jp/ebook/result_detail.php?code=E020911