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2014年11月20日木曜日

『週刊読書人』にクッツェー、オースターの往復書簡集『ヒア・アンド・ナウ』書評を書きました

2014年11月14日付けの『週刊読書人』にクッツェー、オースターの往復書簡集『ヒア・アンド・ナウ』の書評を書きました。
http://www.dokushojin.co.jp/
今どきオースターがタイプライターで書き封書で送ると、クッツェーがファックスで返事を返すという書簡集が、どうしてこんなにもスリリングなのでしょう。大の大人が本気になって対話をするとき、そこに誰も予想しない素晴らしいものが下りてくるというのは、ソクラテス以来の真実のようです。
クッツェーが他者の言語としての英語で書くことの意味について語れば、オースターはチャールトン・ヘストンとの偶然の出会いに驚いて見せる。この往復書簡集は、クッツェーとオースターどちらの読者も喜ばせてくれるというだけでなく、二人の創作の秘密も垣間見せてくれます。
二人の訳者であるくぼたのぞみさんと山崎暁子さん、本当にお疲れさまでした。おかげで良い読書ができました。

2014年11月18日火曜日

町田康さんの『生き延びるための世界文学』書評アップされました

町田康さんが『生き延びるための世界文学』のために『波』に書いてくださった書評がアップされました。
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/332322.html
憧れの町田さんにこういった文章を書いていただけるなんて、こんなに幸福なことはありません。
本当に、心の底からどうもありがとうございます。

2014年11月7日金曜日

来週火曜日に西加奈子さんと対談します

すでにお伝えした通り、11月11日に紀伊國屋書店新宿本店で西加奈子さんと対談します。
http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20141021123939.html
いま西さんの新刊『サラバ!』の上巻を読み終わったところです。イランやエジプトでの西さんの体験が詰まっていながら、それだけに止まらないスケールの大きな作品になっています。これは文句無しに傑作なのではないでしょうか。下巻を読むのがとても楽しみです。

2014年11月6日木曜日

今週末は関西でイベントです

すでにお伝えしたとおり、今週末に関西で二つイベントをやります。
11月8日にいしいしんじさんと京都ガケ書房で対談します。
そして11月9日には翻訳家の藤井光さんとジュンク堂書店大阪店で対談やります。
お時間と御興味がある方、ぜひいらっしゃってください。楽しい会にしましょう。