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2017年10月15日日曜日

『たべるのがおそい』vol.4にエッセイを書きました

『たべるのがおそい』vol.4(書肆侃々房)にエッセイを書きました。
http://www.kankanbou.com/kankan/index.php?itemid=823
タイトルは「読んでいて涙が出る本」です。
主に末井昭『結婚』(平凡社)、今村夏子『こちらあみ子』(ちくま文庫)、戌井昭人『俳優・亀岡拓次』(文春文庫)について書きました。どもれいいなあ。
とはいえ、パク・ミンギュ『ピンポン』(白水社)、アダム・スミス『道徳感情論』(日系BPクラシックス)、千石剛賢『父とは誰か、母とは誰か』(春秋社)、フレデリック・ダグラス『アメリカの奴隷制を生きる』(彩流社)、ヘンリー・ジェイムズ『デイジー・ミラー』(新潮文庫)、アレクシス・ド・トクヴィル『アメリカのデモクラシー』(岩波文庫)なんかの話もちょっとずつしています。
書肆侃々房は福岡の熱い出版社です。今村夏子『あひる』なんてすごかった。こないだは澤西祐典さんの『別府フロマラソン』なんて素敵な本も出してくれました。
東京にないからこそできることってたくさんあるんだなあ、ということをはっきりと教えてくれる会社です。

2017年10月9日月曜日

『文學界』11月号に「村上春樹以降 アメリカにおける現代日本文学」を書きました

2017年11月号の『文學界』に「村上春樹以降 アメリカにおける現代日本文学」を書きました。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/
英語圏でも日本文学なら村上春樹が圧倒的に読まれているはずだ、と思いがちですが、実は谷崎・三島・夏目などの日本近代文学などもまだまだ強いし、ライトノベルやミステリーなど、他にも多様な作品が英語圏の読者に選ばれています。
書店売り上げランキングや英語圏の文学賞、書評などを見ながら、実際に読まれているのはどういう作品か、そしてどういうものが高い評価を受けているのかを探りました。

2017年10月8日日曜日

温又柔さん・中村和恵さん・秋草俊一郎さんとのシンポジウムが『すばる』に載りました

温又柔さん・中村和恵さん・秋草俊一郎さんとやったシンポジウムが2017年11月号の『すばる』に載りました。
http://subaru.shueisha.co.jp/
温さんは自作『真ん中の子供たち』の話、中村さんはインドのお母さん、秋草さんはナボコフと、三人とも全然違うのに、読んでみればどこかでつながっている、という不思議な面白さのある原稿になっています。ご興味があれば。

2017年10月7日土曜日

10月6日のNHKニュースおはよう日本に出演しました

10月6日のNHKニュースおはよう日本に出演しました。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/
朝の7時10分頃です。録画による出演で、イシグロの作品には日本の読者にも親しみやすい感覚が流れているのではないか、という話をしました。
日本語と英語、日本とイギリスなどいろいろな境界を越えながら、夢・過去・目の前の出来事など、多様な現実の在り方を模索していく彼の作品は、現代世界文学の最先端でありながら、小説を読むことにあまり慣れていない読者にも入りやすい面白さがあります。
これを機会に彼の読者が増えるととても嬉しいです。

2017年10月6日金曜日

10月5日のNHKニュースウォッチ9に出演しました

2017年10月5日のNHKニュースウォッチ9に出演して、今年のノーベル文学賞受賞者であるカズオ・イシグロについて話しました。
http://www4.nhk.or.jp/nw9/
特に大好きな作品『充たされざる者』(ハヤカワepi文庫)の話をすることができて良かったです。
桑子アナ・有馬アナ、そして担当の河合記者など、関わっている全員が優れた、お心配りのある方ばかりで、気持ちよく仕事することができました。スタッフのみなさん、見てくださった方々、どうもありがとうございました。

2017年10月5日木曜日

CURIOSITY 2にロング・インタビューが載っています

CURIOSITY 2という、山木悠さんが様々な人のインタビューを集めた本に、僕のインタビューが掲載されています。
http://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK187
https://www.amazon.co.jp/CURIOSITY2-%E5%B1%B1%E6%9C%A8%E6%82%A0/dp/4866470348
すでにアマゾンでは予約できるようです。
幅允孝さんなど、様々な優れた方と載ることかできて嬉しいです。
山木さんには僕の訳したジョン・ファンテ『塵に訊け!』(DHC、絶版)への熱い思いをぶつけていただきました。留学中の困難な時期にがんばって翻訳をして良かったです。この勢いもあってか、Them Magazineの次の号には、ジョン・ファンテを扱った少し長めのエッセイも書くことができました。山木さん、どうもありがとうございます。
またどこかから『塵に訊け!』が復刊されるといいなあ。

2017年9月29日金曜日

『日本経済新聞』でヴィエト・タン・ウェン『シンパサイザー』について書きました

2017年9月27日の『日本経済新聞』でヴィエト・タン・ウェン『シンパサイザー』(早川書房)について書きました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21424390S7A920C1MY7000/
時代は70年代のベトナムで、北のスパイである主人公はどうしても南の人々に共感してしまい身動きが取れなくなります。そもそも、フランスとベトナムの混血である彼は、常に二つの間にいて、どちらも選ぶことができません。
ヴィエト・タン・ウェン先生は、僕が南カリフォルニア大学の大学院に留学していたときの指導教員です。15年経って、まさか先生が小説家としてピュリッツァー賞を獲るとは思いもよりませんでした。しかも日本語訳まで出るとは。二つの文化の間にいる、という点では、まさにこの本の主人公はウェン先生そのものだと思います。
日本でのプロモーションもあるといいなあ。