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2017年8月3日木曜日

9月3日にB&Bで温又柔さんとイベントをします

2017年9月3日にB&Bで作家の温又柔さんとイベントをします。
http://bookandbeer.com/event/20170903_mannaka/
タイトルは「世界文学の真ん中へ」で、主に温さんの新刊『真ん中の子どもたち』について話します。
温さんの本はどれもすごく素晴らしくて大好きです。『来福の家』(白水Uブックス)なんて本当にいいですよね。エッセイ集『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社)で日本エッセイストクラブ賞を獲り、そして今回『真ん中の子どもたち』(集英社)で芥川賞候補と、最近の温さんの勢いは凄まじい。
でもどの作品も読んでみると、一つ一つの経験の中からじっくりと思索を積み上げてきている方だというのが良くわかります。今回はそうした、温さんの深い想いみたいなものをじっくりと聞く機会になれば嬉しいです。

2017年7月31日月曜日

『公研』6月号で木村榮一さんと対談しました

『公研』2017年6月号で翻訳家・スペイン語圏文学者の木村榮一さんと対談しました。
http://www.koken-seminar.jp/back.htm
木村榮一さんはマルケスやボルヘスなど、ラテンアメリカ文学の主要な作家達の作品を訳している高名な翻訳家です。さらには、リャマサーレスやビラ=マタスなど、現代スペイン文学にもフィールドを広げています。
今回は文学・人生・仕事など様々な面について縦横無尽にお話しいただきました。オープンで本当に面白い方ですね。木村さんからいただいたたくさんの貴重な言葉が心に残っています。

2017年7月30日日曜日

『すばる』で谷崎由依『囚われの島』について書きました

『すばる』2017年8月号で谷崎由依さんの『囚われの島』(河出書房新社)について書きました。
http://subaru.shueisha.co.jp/
養蚕を軸に、百年前の村と現代の東京が繋がります。それで明らかにされるのは、いかに近代化したように見える現代の会社も相変わらずのムラの論理に支配されており、その中で女性は踏みにじられ続けている、という事実です。
民俗学的な幻想を交えた本作では、様々なレベルでこの一世紀を生きた女性たちの苦しみと喜びが鋭く暴かれていきます。邪悪な父親との闘いを描いた谷崎さんは勇敢な書き手だと思いました。

2017年7月29日土曜日

7月12日に熊本県立人吉高校で講演をしました

2017年7月12日に熊本県立人吉高校で講演をしました。タイトルは「田舎の高校から世界文学へ」です。
http://sakura1.higo.ed.jp/sh/hitoyoshi/
みんなすごく熱心に話を聞いてくれました。終わった後も質問が次々と出て、気づいたら1時間くらいも経っていました。先生も生徒もすごく熱心で、その姿勢には僕の方が多くを学びました。
ついでに人吉の温泉に入り、旅館にも泊まったのですが、とてもいいところでした。東京にいるとなかなかあそこまでゆったりとはできません。また行きたいなあ。

8月26日に下平尾直さんと東京堂でイベントをやります

2017年8月26日に共和国代表で編集者の下平尾直さんと神田の東京堂でイベントをやります。タイトルは「狂気の読み屋と世界文学を読む」です。

https://note.mu/emi_kobayashi/n/nd615ac5e9643

学生時代、本好きの友達とだらだら書店の棚を巡るのが楽しみでした。教育と思わぬ発見の場所だったと思います。このオーサービジットプログラム「書店を著者と巡る」と言う一連のイベントは、様々な書き手が書店の棚を巡りながら、本についておしゃべりをする、という企画です。こういう企画は初めてなので楽しみです。今回は僕は外国文学の棚を主に回ろうと思っています。
このプログラム、全部で5つの企画があります。以下の通りです。

参加費無料/各回15名募集
08/13 15時~ 河野真太郎×伊澤高志「英文学と恋愛を読む」
08/20 15時~ 戸谷洋志 「哲学としてのポップカルチャーを読む」
08/26 16時~ 都甲幸治×下平尾直「狂喜の読み屋と世界文学を読む」
10/01 15時~ 藤田直哉×長瀬千雅「アートフェスを読む」
10/21 15時~ 江川純一×佐々木雄大「聖なるものを読む」
https://note.mu/emi_kobayashi/n/n299dc0eb80da

ご興味がある方、どしどしご応募くださいね。

2017年7月24日月曜日

『週刊新潮』で 今村夏子『星の子』について書きました

2017年7月20日号の『週刊新潮』で 今村夏子『星の子』について書きました。ここで全文を読むことができます。
https://www.bookbang.jp/review/article/535303
今回は惜しくも芥川賞を逃してしまいましたが、今村夏子の素晴らしさはそんなことでは揺るぎません。今回の作品では両親が宗教にはまるという難しい設定ですが、主人公の少女の、ひょうひょうとしたユーモアのある語りは健在です。家族とは何か、愛とは何かなどについて考えさせられる傑作です。

2017年7月23日日曜日

『週刊新潮』で パク・ミンギュ『ピンポン』について書きました

2017年6月29日号の『週刊新潮』で パク・ミンギュ『ピンポン』(白水社)について書きました。ここで全文を読むことができます。
https://www.bookbang.jp/review/article/534158
『カステラ』や『亡き王女のためのパヴァーヌ』など、翻訳された作品はすべて名作揃いのミンギュですが、この『ピンポン』もすごいです。いじめの話なのにおしゃれで、ユーモアがあって、おまけに深い。現代韓国文学って本当にいいですよね。斎藤真理子さんの訳もいつもどおり素晴らしいです。お奨め。